一日の生活は、縦割り保育で異年齢児との生活体験。お兄ちゃんお姉ちゃん、弟・妹になった気分で過ごしています。お世話をしたり、してもらったり…きょうだいの少ない時代、貴重な体験をしています。年齢別活動は絵や制作、歌や楽器を使って表現したり、自然体験、運動遊びを計画的に取り組んでいます。
個性や月齢によって、子ども達の成長は異なります。歩く事ができず腹這いやハイハイをする子どもは、粗大運動のための場所を確保したり、つかまり立ちや伝い歩きが出来るようになると、立ったまま遊べるよう棚を利用したおもちゃを用意します。
また、チップ落としやチェーン落とし、積み木で指先の発達を促します。喃語や声を出すことを喜ぶので、保育者とわらべ歌などで一人ひとりの子ども達とのスキンシップを大切にしています。
基本的生活習慣の自立にむけて、食事、睡眠、着脱、清潔など毎日担当の保育者が同じ手順・方法で援助し、子どもとの信頼関係を築いています。
また、「じぶんで、じぶんで」と一人でやってみようとする意欲が芽生えてくる頃です。遊びでは、指先を使った遊びが盛んになり言葉数も増え、同じ絵本を繰り返し、”読んで”と要求します。「ブーブーいった」などの二語文も聞かれます。
手指や身体の運動能力が向上し、生活習慣を自分から進めていこうとします。しかし、自我の芽生えや言葉の発達に伴い、自己主張も強くなり友達との物のとりあいが多くなります。
全身を使った遊びやことば遊び、友達と一緒に表現活動を楽しみます。
手洗いや排泄などの生活習慣の自立は身についている子がほとんどです。気の合う友達ができると、おしゃべりしながらごっこ遊びや見立て遊び、砂遊びなど模倣・観察しながら遊びます。
遊びの中でトラブルなどもありますが、経験・体験を通じて譲り合いや思いやり、自己抑制力などを身に付けています。
4歳になると、日常会話もしっかりとできるようになり、お話の世界にも耳を傾けたり、友達と冗談を言い合ったりルールのある遊びを楽しんだりする姿も見られます。
また、音楽や表現する事を楽しんだり、文字にも興味や関心を持ち始め身近な物の名前を読んだり書いたりする子どももでてくる為、一人ひとりに合った環境を整えています。
ブロックや千個の積み木遊びを通して、友達と協力・相談しながらダイナミックな一つの作品を作り上げています。
戸外では、どろけんや鬼ごっこも盛んで、気の合った友達と自分達でルールを決めてトラブルがあっても子ども達自身が話し合い解決して遊んでいます。
異年齢保育について(モンテッソーリ教育に学ぶ)
当園は、3・4・5歳児の縦割りクラス編成(異年齢児保育)です。また、積極的に同年齢活動も取り入れています。
異年齢保育は
異年齢の子ども達が一緒に生活することで色々な人と関わり、年下の子への優しさやいたわり、年上の子へのあこがれ、共に助け合うなどの心が育ちます。
子ども自身、自分の生活に見通しをもち、行動する力が育ちます
環境づくりが大切です
物的環境……常に整理整頓された室内で、他の子の活動している姿が見渡せて、好きな活動を選択できるように配慮しています。
人的環境……常に子どものよいモデルであるよう、魅力的な立ち振る舞いをし、子どもとともに感動、共感、感謝のできる保育者をめざしています。
一人一人尊重する事を基本に、子どもをよく観察しながら必要に応じて援助しています。
クラス編成とクラスカラー
年齢 | クラス | カラー |
0歳 | りす | しろ |
1歳 | ひよこ | きいろ |
2歳 | あひる | ピンク |
3・4・5歳 | はと | きみどり |
〃 | つばめ | あお |
〃 | かなりや | あか |
〃 | かもめ | ふじいろ |
〃 | ひばり | オレンジ |
※クラスカラーは帽子の色です
※0~2歳児は名札の色もクラスカラーです。名札は3歳児はあかいろ、4歳児はあおいろ、5歳児はしろになります。