S君の蹴ったボールが砂場の藤棚に上がってしまいました。「先生、ボールが・・・」と言ってきました。「あんな高いところに・・・どうしようね?」と側で遊んでいたK君に言いました。K君も初めは、「えー。ムリ。」と言っていたのですが、シャベルを持ってきてボールを下から突きだしました。それを見たMさんが「がんばれー!もっとこっち!」と応援を始めました。でもなかなか取れず・・・。K君もあきらめかけたのですが、「H君やったらできるで!」と近くにいた自分より背の少し高いH君を呼びに行きました。H君も快く引き受けて「もっと細くて長い棒やったら取れるで~」と。「う~ん野球のバットは?」と提案したK君。シャベルからバットになり、みんなの応援の結果・・・「とれた~!」拍手がわき起こりました。S君も「ありがとう!!」と精一杯の心のこもったお礼を言いました。K君もH君も達成感で満ち溢れた表情。保育園では、こんな場面がこれからもたくさん見られると思います。