お泊り保育を終えて

保育士の日誌より

お泊り保育の二日間で子どもたちの表情に自信が表れてきたように感じる。なによりも友だちを思いやる心が育っている。お泊り保育前は、Aは、Bが困っていると手伝うよりも「早くしてよ」とせかすことが多かった。二日目の終わりの集いで一人一人が楽しかったことを発表している時、Bが早口で言ったため発表が聞き取れなかった。すると側にいたAが腰をかがめて「もう1回言って」とBに話し、発表をみんなに向けて伝えてくれた。その場面を見ていてとても胸が熱くなり、お泊り保育に参加できてよかったと心から感じた。「自分のことを自分でする」というのはとても大切だが、それ以上に友達との仲間意識が育っていることが嬉しかった。私自身も子ども達の姿を見て、”こんなことができるんだ。声をかけ過ぎていた”と考える機会になり、成長を再認識できました。