保育園の軒下にツバメが巣を作り、親ツバメがエサを運んでいます。毎日、観察していた子どもたち、
今日、1羽が巣から落ちて弱っているのを発見!
子どもたちは巣を観察して、あと3羽いることを確認しました。
落ちた1羽をどうすればいいか? みんなで話し合い。
図鑑を持ってきてツバメのエサは何か?
親ツバメは何をとってきているのか?自分たちのクラスで育てられないか?
ツバメの食べもの…カやガ、ダンゴムシ、ハエなどなど、図鑑で調べたことを発表しています。
エサとなる生き物をどう捕まえるか?子どもたちの意見がたくさんでます。
「お母さんツバメがエサをやるのが一番‼ ‼ 」
「卵の中に戻してやったら、お母さんツバメが私の子どもや!って気がつくと思う!」
赤ちゃんツバメは親ツバメから1日、100回から300回エサを運んでもらってること、親ツバメは赤ちゃんツバメのエサとは違う生き物を食べていること、などを図鑑から読みとって発表しています。
さて、落ちたツバメはどうなっているか? 再び外に出ました。
……ところが…ツバメは午前中に見た様子とは明らかに違う!
弱っているのです…。
「動物病院に連れて行こう!」「○○って動物のエサを売っている店もあるよ」「電話して聞いて見よう」などなど、たくさん意見が出ました。
担任が動物病院に電話をすることになりました。
残念ながら、動物病院では、ツバメを治すお医者さんはいない…ということになって、ツバメを優しく見守る、治ってね…と言葉をかける、祈ることになりました。
「ツバメはやっぱりお母さんツバメがエサをやらないと大きくなれないんや〜」とつぶやく子ども。
それから、田んぼの様子をみて、ツバメの飛び方をみたり、田んぼの中の生き物について意見がでました。
「生き物は生きていることだけで素晴らしいんや〜」と1人の子どものつぶやき…。
「僕たちも生きているんだね!」と保育士のことば。
まだしばらくツバメの話題が続きそうです。